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2016年11月4日(金)
ミハイル・プレトニョフ指揮、2017年2月定期演奏会のソリスト、
2015年チャイコフスキー国際コンクールチェロ部門の覇者、アンドレイ・イオニーツァ初来日!
2017年2月の定期演奏会で特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフとともに出演するソリスト、アンドレイ・イオニーツァが10月に初来日、リサイタルツアーを行いました!
2015年チャイコフスキー国際コンクールの覇者として注目を浴びる中、多忙なスケジュールの合間を縫って東京フィルのインタビューに応えてくれました。
――2017年2月に、マエストロ プレトニョフの指揮でプロコフィエフ「交響的協奏曲」を演奏します。
アンドレイ・イオニーツァ
©Thomas von Wittich
「大いなる挑戦です。“チェロのエベレスト”みたいな作品です。私はまだ若く、この作品も初めて演奏します。大変さはなおさら(苦笑)。100%、いや1000%のエネルギーを注ぐつもりです。とても楽しみです。
マエストロ プレトニョフは2015年、チャイコフスキー国際コンクールで初めて私の演奏を聴いて下さいました。2、3か月後に協奏曲のオファーがあり、とてもとても嬉しかったです。マエストロとご一緒するだけで光栄なのに、日本に再び来ることができるのです。日本のオーケストラとの初共演はとても楽しみです」
――日本の印象はいかがですか?
「10月に初めて来日し、愛知・東京・神奈川・群馬を回るリサイタルツアーを行いました。演奏旅行に合わせて各地を回り、日本の日常生活や生活スタイルに触れました。本当の和食も。ベルリンにもよい日本食屋さんがありますが、やはり違いますね。
「みなさん、来てください!」
今回の演奏旅行で、各地で日本の皆さんと接しましたが、皆さんが持つ音楽への深いリスペクトにとても感銘を受けました。皆さんのエネルギー、演奏へのフィードバックを感じます。演奏は一方通行ではありません。会場の空気を通じて行う、非言語のコミュニケーションなのです。演奏会は私が演奏しに来ているだけの場ではありません。聴き手の皆さんとのコミュニケーションを通じて、生きた勉強をする機会だと思います。来年東京で、皆さんの“バイブス(波動)”を感じることがとても楽しみです。
東京フィルは日本で初めて共演するオーケストラです。長い歴史を持ち、大規模なオーケストラとご一緒できて本当に光栄に思います」
――ありがとうございました。楽しみです。
日本語でもメッセージをいただきました!
アンドレイ・イオニーツァ 1994年、ルーマニアのブカレスト生まれ。5歳からピアノを、8歳からチェロを始める。ルーマニアでアン=マリエ・パラディに師事後、2012年よりベルリン芸術大学でイェンス=ペーター・マインツのもとで研鑽を積んでいる。2015年、第15回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門にて第1位となる。聴衆、批評家、審査員から大絶賛され、一躍世界中から注目を浴びる。使用楽器は、ドイツ音楽財団貸与のジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェリ(1671年製)。2016年10月27日の浜離宮朝日ホールでのリサイタルの様子はこちらから。
ミハイル・プレトニョフ指揮 2月定期演奏会 公演詳細
2017年2月23日(木) 19:00 開演(18:30 開場)
東京オペラシティコンサートホール
2016年2月26日(日) 15:00 開演(14:30 開場)
Bunkamura オーチャードホール
【出演】指揮:ミハイル・プレトニョフ(東京フィル特別客演指揮者)
チェロ:アンドレイ・イオニーツァ*
(2015年チャイコフスキー国際コンクール第1位)
ストラヴィンスキー/ロシア風スケルツォ
プロコフィエフ/交響的協奏曲(チェロ協奏曲第2番)*
ストラヴィンスキー/バレエ組曲『火の鳥』(1945年版)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
協力:Bunkamura(2/26)
共催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団(2/23)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)