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2023年4月19日(水)
7月定期演奏会は名誉音楽監督チョン・ミョンフンが最も得意とするオペラの一つ、『オテロ』を演奏会形式でお届けします。昨年10月定期演奏会では同じヴェルディの歌劇『ファルスタッフ』(演奏会形式)で大きな反響を呼んだマエストロが、その魅力を語りました。
シェイクスピアをこよなく愛したというヴェルディ。
『マクベス』『オテロ』『ファルスタッフ』
の3作品をオペラ化しました。
「『オテロ』に関して、私は40年近く取り組んできました。
ヴェルディの最後の二つのオペラ(『オテロ』と『ファルスタッフ』)がこんなにも異なっているのには驚かされます。『オテロ』は情熱と肉体的な強靭さに満ちていて、ヴェルディが70代でこの作品を書いたという点でも驚くべきことです。これは言ってみればオペラ音楽の山頂でもあります。もちろん、それらを結び合わせたのはシェイクスピアと、ヴェルディのシェイクスピアへの愛なのです。
ヴェルディは、いつも、自分にひらめきを与えてくれる台本とテクストを必要としていました。これは、ひとつのオペラが何か特別なものを生み出すためには、とても多くの要素が結び合わされなければならないということの一例です。
そして、シェイクスピアとヴェルディのコンビネーションは、大変に特別なものだと思います」。
2022年10月定期演奏会『ファルスタッフ』では自ら演出も手掛けたマエストロ。
「人生初の喜劇」を極上の舞台へと仕上げました ©上野隆文
7月定期演奏会
7月23日(日)15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
7月27日(木)19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
7月31日(月)19:00開演
サントリーホール
指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル 名誉音楽監督)
オテロ(テノール):グレゴリー・クンデ
デズデーモナ(ソプラノ):小林厚子
イアーゴ(バリトン):ダリボール・イェニス
ロドヴィーコ(バス):相沢 創
カッシオ(テノール):フランチェスコ・マルシーリア
エミーリア(メゾ・ソプラノ):中島郁子
ロデリーゴ(テノール):村上敏明
モンターノ(バス):青山 貴
伝令(バス):タン・ジュンボ
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
ヴェルディ/歌劇『オテロ』(オペラ演奏会形式)
全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
原作:ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』
台本:アッリーゴ・ボーイト
公演時間:約2時間50分(休憩含む)
料金
S | A | B | C | |
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料金 | ¥10,000 | ¥8,500 | ¥7,000 | ¥5,500 |
東京フィルフレンズ /WEB優先料金 (10%off) |
\9,000 | \7,650 | \6,300 | \4,950 |
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))| 独立行政法人日本芸術文化振興会(7/31公演)
公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団(7/31公演)
後援:日本ヴェルディ協会、日本シェイクスピア協会
協力:Bunkamura(7/23公演)