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2015年6月17日(水)

【プレスリリース】桂冠指揮者・尾高忠明の追憶をたどる旅

この夏、東京フィル桂冠指揮者である尾高忠明が7月定期演奏会に登壇いたします。
メディア・プレス関係者の方は下記よりプレスリリースをご覧下さい。


【プレスリリース】桂冠指揮者・尾高忠明の追憶をたどる旅(PDFが開きます)

プレスリリース

~桂冠指揮者・尾高忠明の追憶をたどる旅~
東京フィル初のヨーロッパ旅行で取り上げた『悲愴』と
モーツァルトとの旅の音楽、
若き日々の憧れと親しい人への想いを込めたマーラー「9番」

各位

 平素より東京フィルハーモニー交響楽団に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 当楽団2015年7月の定期演奏会には東京フィル桂冠指揮者 尾高忠明が出演いたします。 尾高忠明は1972年に初めて東京フィル定期公演に出演。1974年東京フィル常任指揮者就任、1991年からは桂冠指揮者として当楽団を定期的に指揮してまいりました。定期公演では第200回(1978年)、第300回(1988年)、第400回(1998年)、第800回(2011年4月)と、楽団の歴史を刻む重要な公演に出演し、楽団の歴史をともに刻んでまいりました。

 長いキャリアの中で、東京フィルはもちろん新国立劇場オペラ芸術監督など重責を担いながら日本のクラシック音楽の屋台骨を支えてきたマエストロ。「東京フィルは今音色の面で非常に充実してきている」と話し、とても楽しみにしていると話す今回の演奏会、マエストロ渾身のタクトが充実のサウンドにさらに輝きを添えてくれるに違いありません。貴社メディアにおかれましてもぜひお取り上げいただき、広くご紹介くださいますようお願い申し上げます。

チャイコフスキー『悲愴』とモーツァルト「2台のピアノのための協奏曲」ほか(7月12日)

 尾高忠明が初めて東京フィルで『悲愴』を指揮したのは1973年10月。その翌年、尾高は東京フィル常任指揮者に就任、また1984年に尾高が随行して行われた東京フィル初のヨーロッパ演奏旅行でも、パリやベルリンで尾高&東京フィルの『悲愴』が演奏されました。尾高は「東京フィルとの『悲愴』は自身の転機となった時期に重なっており、本当に大切な曲」と話します。

 コンサート前半には、チャイコフスキーが敬愛したモーツァルトの歌劇『後宮からの逃走』序曲と「2台のピアノのための協奏曲」をプログラム。協奏曲のソリストには、パリを拠点に活躍する児玉 桃とその姪、カリン・K・ナガノを迎えます。指揮者を父に、作曲家を兄にもつ尾高忠明と、ピアニスト児玉桃とその姉・麻里の娘であるカリン・K・ナガノの共通点は、「芸術家の血が流れている」こと。「純粋培養」の3人が奏でるノーブルな音楽をお楽しみください。

マーラー「交響曲第9番」(7月16・17日)

 7月16日(オペラシティ定期)、17日(サントリー定期)で取り上げるのはマーラーの「交響曲第9番」。尾高は、「マーラー・ブームもまだ訪れていない時代。レナード・バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックが録音した全集を、衝撃を受けながらとり憑かれたように聴いた」と懐かしそうに語ります。



尾高忠明 Tadaaki Otaka (東京フィル 桂冠指揮者)


――“Otaka’s choice of tempos, and their integration in a genuinely symphonic manner, certainly raised the stature of this interpretation to a high level.”


(2015年5 月6日 ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ出演時の公演評より)




 1947 年生まれ。国内主要オーケストラへの定期的な客演に加え、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィル、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、ベルリン放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団等へ客演している。本年 1 月にはジュリアード音楽院での「Focus!2015 日本の現代音楽」公演にて、武満、三善、吉松作品を指揮し高い評価を得た。5月にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団に客演、8 月 BBC プロムスに出演。海外での活躍も目覚ましく1987 年から首席指揮者を務めた BBC ウェールズ・ナショナル管弦楽団(旧BBCウェールズ交響楽団)とは「オーケストラとの8年間、尾高はウェールズで奇跡を行った(ロンドン・サンデー・タイムズ紙)」と高い評価を得ている。

 1991年度第23回サントリー音楽賞受賞。1993年ウェールズ音楽演劇大学より名誉会員の称号、ウェールズ大学より名誉博士号を、1997年英国エリザベス女王より大英勲章CBEを授与された。さらに1999年には英国エルガー協会より、日本人初のエルガー・メダルを授与されている。2012年有馬賞(NHK交響楽団)、14年北海道文化賞受賞。

 現在NHK交響楽団正指揮者、BBC ウェールズ・ナショナル管弦楽団桂冠指揮者、札幌交響楽団名誉音楽監督、東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、読売日本交響楽団名誉客演指揮者、紀尾井シンフォニエッタ東京桂冠名誉指揮者。また相愛大学音楽学部客員教授、京都市立芸術大学音楽学部客員教授、国立音楽大学招聘教授を務めている。




第866回オーチャード定期演奏会

2015年7月12日(日) 15:00 開演(14:30 開場)
Bunkamura オーチャードホール

指揮:尾高 忠明
ピアノ:児玉 桃&カリン・K・ナガノ *

モーツァルト/歌劇『後宮からの逃走』序曲
モーツァルト/2台のピアノのための協奏曲 *
チャイコフスキー/交響曲第6番『悲愴』


第95回東京オペラシティ定期シリーズ

2015年7月16日(木) 19:00 開演(18:30 開場)
東京オペラシティ コンサートホール

第867回サントリー定期シリーズ

2015年7月17日(金) 19:00 開演(18:30 開場)
サントリーホール 大ホール

指揮:尾高 忠明

マーラー/交響曲第9番


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