コンサート詳細情報
第96回東京オペラシティ定期シリーズ 完売御礼
指揮:アンドレア・バッティストーニ
ピアノ:反田 恭平*
ヴェルディ/歌劇『運命の力』序曲
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲*
ムソルグスキー(ラヴェル編)/展覧会の絵
2015年9月11日(金)19:00開演(18:30開場)
東京オペラシティ コンサートホール 座席表座席からの見え方
指揮: アンドレア・バッティストーニ
ピアノ: 反田 恭平*
曲目 曲目解説
- ヴェルディ/歌劇『運命の力』序曲
- ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43*
- ムソルグスキー(ラヴェル編)/展覧会の絵
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
チケット料金
SS席 | S席 | A席 | B席 | C席 | |
---|---|---|---|---|---|
チケット料金 | ¥15,000 | ¥10,000 | ¥8,500 | ¥7,000 | ¥5,500 |
残席状況 | × | × | × | × | × |
○…余裕あり △…残りわずか ×…売切れ
■東京フィルフレンズ会員のお客様は定価の1割引でご購入いただけます。
(但し、東京フィルチケットサービス 03-5353-9522でのご予約の場合に限る)
チケット発売日
賛助会員・定期会員 2015年7月2日(木) |
東京フィルフレンズ 2015年7月11日(土) |
一般 2015年7月16日(木) |
チケット購入
インターネットで購入
その他の購入
- 東京フィルチケットサービス
- 03-5353-9522(平日10:00~18:00)
- チケットぴあ【Pコード:262-712】
- 0570-02-9999
- ローソンチケット 【Lコード:32622】
- 0570-000-407
東京オペラシティ
所在地 : 〒163-1407 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
TEL : 03-5353-0788(代表)
公式ホームページ : http://www.operacity.jp/concert/
交通のご案内(東京オペラシティ内)
電車
京王新線(都営地下鉄新宿線乗り入れ) 初台駅 東口(東京オペラシティ直結) より 徒歩5分
※京王線では初台駅に止まりませんのでお気をつけください。
バス
新宿駅西口より 約10分
・都営バス「西参道 新宿車庫行」(22番のりば)
→「新宿車庫前」下車
渋谷駅南口バスターミナルより 約20分
・京王バス「中野駅行」渋64(11番のりば) / 「中野駅行」渋63(13番のりば) / 「阿佐ヶ谷駅行」渋66(15番のりば) / 「初台駅行」渋谷61(12番のりば)
→「東京オペラシティ」下車
・都営バス「阿佐ヶ谷駅行」渋谷66(15番のりば)
→「東京オペラシティ南」下車
車
東京オペラシティには、隣の新国立劇場の地下駐車場と一体となった大型地下駐車場(約870台、250円 / 30分)がございます。ホールご来場のお客様は1時間分の割引券を発行いたします。コンサートホール内ビュッフェにて駐車券をご提示ください。
『トゥーランドット』公演から4ヶ月、あの熱狂が再び蘇る!
イタリアの天才指揮者アンドレア・バッティストーニが語る9月定期公演プログラム
ピアニスト・反田恭平インタビュー | 9月定期演奏会
写真提供:日本コロムビア
この秋の目玉公演として開催が待たれる、アンドレア・バッティストーニ指揮9月定期演奏会。その公演の一つ、東京オペラシティ定期シリーズにソリストとして登場する反田恭平は、あのラフマニノフも学んだロシア最高峰の音楽学校であるモスクワ音楽院で現在研鑽を積む20歳の俊英。
今年5月、イタリアのチッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクールで堂々の優勝を果たし、現在、国内外において最も注目されるピアニストの一人です。
――最近の反田さんの活動を教えてください。
20代の学生はまだ得意な作曲家、曲を断定出来ることはできず、今、この20代が伸び代が出来る一番大事な時期だと思っております。今は満遍なく色々な文化、作曲家と触れ合うことが何より大事で、その結果、50代 60代で奏者と共感できる作曲家に出逢え、断定できるようになるのかもしれません。私は今、色々なレパートリーを増やし、一歩でも芸術家に近づける様に武者修行の旅をしています。幸いにも運が良く、人生の道程で出逢えた色々な方々に支えて頂き、今日も演奏活動やCDをリリースする事が出来ています。支えて下さっている方々に恩返しで演奏をするのもそうですが、"来て下さるお客様一人一人に演奏し、将来の音楽界に少しでも貢献をする事" が私の使命だと思っています。
ロシアについて
聖ワシリイ大聖堂(首都モスクワ)
ロシアという国は果てしないエネルギーと豊かな自然があります。首都モスクワに住んでいるのですが、演奏会でサンクト=ペテルブルクにも行きました。全く違う風景、空気、人柄。全てに感動しました。
現在、私が夢中になっている事があります。バレエです。恥ずかしながらロシアに来るまではバレエを観たことが無く、性格上食わず嫌いならぬ、観もしないで過ごしていました。とある日に現地の友達とボリショイ劇場で本家「白鳥の湖」を鑑賞しましたが、あまりの美しさと迫力に感激と衝撃を覚えました。舞台がまるで鍵盤の様に見えてきて、役1人1人が音に感じ、その音は紛れもなくロシアの音でした。帰ってすぐピアノの鍵盤に向かい、弾く指を観察して、いかにバレエの様に指が機能するかまでも考察した程です。案の定、私には無かった音が出始めました。それは本定期演奏会で弾かせていただくラフマニノフのパガニーニ狂詩曲の第18変奏曲で試みたいと思います。
――世界トップクラスのモスクワ音楽院。もちろん練習室から聞こえてくる音もトップクラスだと思いますが、設備面でも充実しているのでしょうか? 反田さんにとって、実技以外で一番魅力的な授業は何ですか?
モスクワ音楽院のチャイコフスキー像
私は普段(毎日)は練習をしません。 練習が嫌いと言うことでもありません。好きな時間(とき)に好きなだけ練習をするのです。そうやって私は育ってきましたが、モスクワ音楽院の寮ではその様な事では決して上手くいきません。練習室は上級生に取られ、いい部屋(鍵盤とペダルが機能するアップライトピアノ)からドンドン無くなっていきます。上級生は優先的に練習室を取れるのです。 そうして残った練習室のピアノはもちろん、ピアノの弦が40本程切れていたり、ペダルが折れていたり、鍵盤が下がらなかったり、また時にはペダルがあるピアノですがペダルを踏むだけで鍵盤が上がったり下がったりする意味の分からないピアノもあります。イメージトレーニングは、ほぼ毎日欠かしていません。この様な環境下においてイメージトレーニングは必要不可欠なのです。私は基本的に新曲を譜読みする時は大体ベッドの上で行います。 練習室でピアノを弾いて譜読みをしても、練習室が変わる度に音が違って聴こえたりするので(酷い音程だから)、私はベッドで譜読みをしています。飛行機内でもしますね。実技以外の授業、どれも面白いですが私生活ほどは刺激が無いです。
――ロシア語を話すようになり、自分自身ピアノを弾くにあたり変化した事はありますか?
3ヶ月程経った12月の雪の日。その頃はロシア語で実技のレッスンを受けていました。 レッスンで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾いているとき、「ロシア人はここをこういう風に弾くんだよ!」 と1楽章の第2主題を先生が弾いて下さり、その時でした。 初めてピアノの旋律が言葉に聴こえ目頭が熱くなりました。 たった一つの旋律が先生の手に掛かると言葉になってしまいました。あの体験は生涯忘れないと思います。ある域に達した方は、弾くのではなく"音で語る"のだということを実感させられました。
――9月の定期演奏会に向けて、メッセージを。
今回の定期演奏会に来られる方で、ロシアに行ったことがある方はそういないのではないでしょうか。 ロシアという泥臭くも甘い国を私達の演奏で感じて頂けたら幸いです。今回は異例な演奏会かと思います。 天才イタリア人指揮者、伝説のグランド・ピアノ、そして信頼出来る日本を代表するオーケストラ。この御三方と共に創るラフマニノフのパガニーニ狂詩曲は格別だと確信しております。皆様にとって忘れられない一夜にしたいと心から願っております。では、会場でお会いしましょう!
反田恭平より
反田恭平プロフィール
写真提供:日本コロムビア
1994年生まれ。2012年第81回日本音楽コンクールで高校生では1年ぶりに優勝し、あわせて聴衆賞を受賞。2015年5月チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール(イタリア)古典派部門で優勝。
2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に日本人初の最高得点で入学し、現在は桐朋学園ソリストデュプロマコースにもダブルで在籍。すでに、デビュー前にもかかわらず、9月にはオーケストラの定期公演にも大抜擢される等今もっとも注目を集めている期待の新人。
使用ピアノはかのホロヴィッツが愛用したという銘機、ニューヨーク・スタインウェイCD75。
〈オフィシャルHP〉http://soritakyohei.club/
アンドレア・バッティストーニ
9月、東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会には、ふたりのマエストロが登場。ひとりは話題沸騰の首席客演指揮者アンドレア・バッティストーニ、そしてもうひとりは、オーケストラとともに世界を巡った大植英次です。
まずはアンドレア・バッティストーニ(10日サントリーホール、11日東京オペラシ ティ)。5月の定期演奏会『トゥーランドット』とイタリア管弦楽プログラムで熱狂のステージを繰り広げた彼の再登場です。 バッティストーニはこの夏27歳の若さで、故郷ヴェローナの野外オペラの祭典「アレーナ・ディ・ヴェローナ・オペラ・フェスティバル」でも大活躍中。8月25日には・・・≫続きはこちら