ウィーン音楽大学に学び、現在はベルリンのH. F. フェッターのもと研鑽を重ねる。学生時代ウィーン・シェーンブルン宮殿劇場の『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランドでデビュー。2009年に『マイスタージンガー』ダーヴィット、『フィデリオ』フロレスタン、『さまよえるオランダ人』舵手等をチロル音楽祭で歌い、ドラマティック・テノールとして第一歩を踏み出す。以来『フィデリオ』フロレスタン、『魔弾の射手』マックス、『リエンツィ』題名役、『ジークフリート』『神々の黄昏』ジークフリート、『トリスタンとイゾルデ』トリスタン等で、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン国立歌劇場、マドリッド・テアトロ・レアル、ハンブルク国立歌劇場、ローマ歌劇場、ミラノ・スカラ座等の著名歌劇場に出演。コンサートでは、マーラー「大地の歌」、ベートーヴェン「第九」等を歌う。今年ベルリン国立歌劇場、ロンドンのプロムスおよびスカラ座でバレンボイム指揮のもと『神々の黄昏』ジークフリートを歌い、批評家・聴衆より絶賛を浴びた。
今後もアントワープとゲントでの『トリスタンとイゾルデ』トリスタン、ケルンでの『魔弾の射手』マックス、トロントでのジークフリートのほか、ベルリン国立歌劇場で複数のプロジェクトが予定されている。