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指揮者プロフィール 詳細情報

大賀 典雄
  • 大賀 典雄

永久楽友・名誉指揮者
大賀 典雄

 1930年1月29日、静岡県沼津市千本松原に生まれる。1953年に東京藝術大学音楽学部を卒業し、専攻科に進む。同年、NHK交響楽団定期公演にてソリスト(バリトン歌手)デビューする。東京藝術大学専攻科修了後、ドイツに留学し、1957年にベルリン国立高等音楽大学を首席で卒業する。帰国後は東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会をはじめ、リート・コンサートやオペラ公演等にバリトン歌手として出演。

 1959年にかねてより親交のあったソニー株式会社の井深大、盛田昭夫に請われ、同社に入社。昼はソニーの社員として働き、夜は音楽家として活動するという“2足のわらじ”を履く状態がしばらく続いた。記録メディアのデジタル化を推進し、ドイツ留学時に深い親交があったカラヤン氏の賛同を得て、ついにはコンパクト・ディスク(CD)を商品化。その普及にも中心的な役割を果たした。1989年ソニー株式会社社長、1995年同会長。

 還暦を機に、若い頃のキャリアである音楽家としての活動を、オーケストラの指揮者として再開。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など世界有数のオーケストラを指揮し、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスなどの作品を多く手がけている。1994年、タングルウッド音楽祭の地に「Seiji Ozawa Hall」を寄贈。1999年、東京フィルハーモニー交響楽団会長・理事長に就任。2004年、東京文化会館館長に就任。2005年には自身の退職慰労金のすべてを寄付し、軽井沢町にコンサートホールを寄贈。

 2011年4月、奇しくも敬愛するカラヤンと同じ81年3ヶ月で逝去。2012年、その永年の功績と多大な貢献に対し東京フィルハーモニー交響楽団は永久楽友・名誉指揮者として讃える。
 勲一等瑞宝章、その他国内外より各種勲章受章。


大賀 典雄の軌跡

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